2010年12月30日(木) 12時42分51秒 テーマ:アルコール依存症と私
入院から4日目。 なんとか体が少し楽になり始める 食欲も出てきて正気な自分が戻ってくる。 段々と活字も目に入る様になって例の 「アルコール依存症を知る」(以後テキスト)を読み始める。 初めは、病気の概要から説明に入るけど 決してわかったふりはせず、丁寧に読んでいった。 特にエッセイの体験談。 作り話の様にも思えるこの文章はちょっと臭い。 入院中のごく1部の方も読んでいて 「俺はこんなに酷くない」・・・と、口をそろえる。 私は読みながら、あのまま飲み続けていれば いずれこうなる。。。と 素直に受け入れながら読んでいた。 テキスト自体はそんなに厚い本でもないし書体も読みやすく 大きな文字なので、読み終わるまでにそう時間は掛からなかった。 それからは、このテキストを「食事の時間」に読むクセをつけた。 1日3食毎回必ず、テキストを読みながらの食事。 自分の病気を叩き込む様にしつこく読んだ。 これはきっと「退院したら飲むから」という固定観念が抜けて いないからだったと思う。 入院していて、飲めない環境にいるから・・・ またアパートに戻り生活が戻れば飲んでしまう・・・ いや、必ず飲むと思っていた。 大晦日を前に、1次帰宅する患者がほとんどだったけど 帰っても一人だしね、かえって病院にいた方が気も楽で 正月を病院で過ごす事になる。 つづく。
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